モバイルバッテリーの交換時期の目安は?
モバイルバッテリーはスマートフォンやタブレットの充電に欠かせない持ち運びアイテムですが、内蔵のリチウムイオン電池は使用回数とともに劣化していきます。古くなったモバイルバッテリーを使い続けると充電できる量が減るだけでなく、最悪の場合は発火や膨張などの危険もあります。安全に使い続けるために、交換時期の目安を知っておきましょう。
| 種類・条件 | 交換目安 |
|---|---|
| モバイルバッテリー(一般的な使用) | 約500回の充放電サイクル(1.5〜3年) |
| モバイルバッテリー(毎日使用) | 1〜2年 |
| モバイルバッテリー(週1〜2回使用) | 3〜4年 |
| ソーラー充電式モバイルバッテリー | 2〜3年 |
リチウムイオン電池の寿命は充放電サイクル回数で決まります。一般的に500回の充放電で初期容量の80%程度まで低下するとされています。高温環境での使用や保管、満充電のまま長期間放置することも劣化を早める要因です。PSEマーク付きの製品を選び、安全性に配慮しましょう。
交換が必要なサイン
・充電できる回数が減った
10,000mAhのモバイルバッテリーでスマホを2回フル充電できていたのが1回しかできなくなったら、バッテリー容量が低下しています。明らかに充電量が減ったと感じたら買い替えを検討しましょう。
・充電に時間がかかるようになった
スマホへの充電速度が以前より遅くなった場合は、内部抵抗の増大や出力の低下が原因です。ケーブルの劣化も考えられるため、まずはケーブルを交換して確認してみてください。
・本体が異常に熱くなる
充電中や放電中にモバイルバッテリーが触れないほど熱くなる場合は危険なサインです。内部の電池セルが劣化して異常発熱している可能性があります。すぐに使用を中止してください。
・本体が膨らんでいる
モバイルバッテリーの筐体が膨張して膨らんでいる場合は、内部のリチウムイオン電池がガスを発生して膨れている状態で非常に危険です。衝撃を加えると発火・爆発の恐れがあるため、絶対に使用せず適切に処分してください。
・充電が途中で止まる
スマホを充電中に勝手に充電が止まったり、接続が不安定になったりする場合は、内部回路の劣化が考えられます。ケーブルやポートの問題でなければバッテリー本体の寿命です。
モバイルバッテリーの交換品の選び方
容量と出力で選ぶ
スマホ1回分の充電なら5,000mAh前後のコンパクトモデルが軽くて持ち運びに便利です。1泊2日の旅行やスマホのヘビーユーザーには10,000〜20,000mAhがおすすめです。タブレットやノートPCも充電したい場合は20,000mAh以上でUSB PD対応のモデルを選びましょう。出力はUSB PD対応・20W以上のモデルが急速充電に対応しており、短時間でスマホを充電できます。複数ポート搭載モデルはスマホとイヤホンを同時に充電できて便利です。
安全性と品質を重視する
PSEマーク(電気用品安全法の適合マーク)が付いている製品を必ず選んでください。日本で販売されるモバイルバッテリーにはPSEマークの表示が義務付けられています。Anker、CIO、エレコムなど信頼できるメーカーの製品は安全回路(過充電保護・過放電保護・過電流保護・温度保護)がしっかり搭載されています。極端に安い製品は安全回路が不十分な場合があるため注意してください。飛行機に持ち込む場合は100Wh以下(約27,000mAh以下)が機内持ち込み可能な上限です。預け入れ荷物には入れられないため手荷物に入れてください。
モバイルバッテリーのよくある質問(FAQ)
モバイルバッテリーの処分方法は?
モバイルバッテリーはリチウムイオン電池を内蔵しているため、一般ごみとして捨ててはいけません。家電量販店やホームセンターに設置されている「小型充電式電池リサイクルBOX」に入れて回収に出してください。JBRCの回収拠点はWebサイトで検索できます。ゴミ収集車の中で発火する事故が増えているため、必ず正しく処分しましょう。
モバイルバッテリーを長持ちさせるコツは?
バッテリー残量が20〜80%の範囲で使うのが最もバッテリーに優しいとされています。毎回0%まで使い切ったり100%まで満充電する習慣は劣化を早めます。高温になる場所(車のダッシュボードや直射日光の当たる場所)での保管は避けてください。長期間使わない場合は50%程度まで充電した状態で涼しい場所に保管しましょう。
mAh(ミリアンペアアワー)の見方は?
mAhはバッテリーの容量を表す単位です。数値が大きいほど多くの電力を蓄えられます。ただし表示容量のすべてがスマホの充電に使えるわけではなく、電圧変換のロスがあるため実際に使える容量は表示の60〜70%程度です。10,000mAhのモバイルバッテリーなら実質6,000〜7,000mAh程度がスマホの充電に使えると考えてください。

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